舗装に使う石

石を買う、ときいて思いつくのは今までは「庭石・宝石・化石」ぐらいでした。
それが家のリフォームで歩道の舗装を考えるようになり、「何を使って舗装するのか」と調べると最も丈夫なものが石なのです。

四角く加工された石、ホームセンターでも売っていますが、いくらぐらいするのか?

ネットで調べてみると意外と高い。
石なんて、原価はタダみたいなもんです。山を切り崩したり、地面を掘ったりすれば手に入りますから。
でも実際はレンガよりも単価が高く、サイズが大きくなるほど高くなっていく。
配送のことを考えると、重量のあるものなので配送料金は高くなるし、石は作ることができないので原産地からの発送、そして加工する工賃も加わる。
こうして手元にくるときには金額は上がっている、というわけです。

今回、人だけでなく車も通る部分への舗装のため、頑丈さが求められます。
そのため石といっても、ある程度の厚みが必要。そうなると一層高くなります。

比較的安く石を舗装する方法もあることにはあります。
ピンコロ石といわれる小さな立方体の形をした石は価格が安く、これを大量に買って敷き詰める方法です。
(もちろん敷くといっても、はがれないように下地にコンクリートを使い、その表面に接着させます)
ただし成形も大きさもだいぶバラツキがあり、敷き詰めたその表面は平らにはなりません。
完成したところを画像で見ただけでも、仕上がりは素敵とは言えず、歩きにくそうに思えました。

そして石は種類によって、年月がたつと中の成分が浮き出してきて色が変色するものがあるようです。(石専用の洗剤で掃除してあげれば、変色はとることができます。)
亀裂が入るものもあったり、原産地によって同じ種類の石であっても性質が少し違ったり。

また加工の仕方も表面が磨かれていればいいというものでなく、雨の日などにすべりやすくなることを考えると、多少デコボコしているかザラツキがあるほうが歩きやすいようです。

ここまで調べて、石を使って舗装するのはコスト面と仕上がり具合から我が家にはむかないということになりました。