引き込み柱スッキリポール
電線を住宅に引き入れるために使う柱「引き込み柱」。
道路から建物が離れているときに使います。
そうでない家にとっては必要のないものですので、引き込み柱は家の見栄えを邪魔する「余計な」存在です。
そのため、できるだけ存在感のない引き込み柱を選びたいところ。
調べたところ、できるだけ見栄えがよくコンパクトなものはPanasonic製のスッキリポールでした。
色は3色。シルバー、ブラウン、ベージュ。
ポールの太さ、ポールに接続するメーターボックスの大きさは、どのぐらいの電気を使用する予定なのかによって変わってきます。
実物を見ようと思えば、意識して外を歩けば、特に住宅地ではこのポールをみつけることができます。
でもスッキリポール、確かに他の商品と比べるといいですが、実際に見ると「イマイチ」な感じ。
その理由はメーターボックスにあります。
ポールだけならスッキリしてあまり気になりませんが、目につく高さにボックスがあり目障りですね。
まるで「我が家は電気を使っています」と主張しているようなもの。
それならばメーターを低い位置にすればいいじゃないかと思い、工務店さんに工事を依頼しました。
ところが、実際に工事を請け負うのは電力会社と契約している工事会社。
この会社が電力会社に工事内容を申請し、受理されれば工事が行われます。
この電力会社があわてて工務店に電話をしてきました。
「地上から高さ150cm以上に設置してほしい」
その理由をきくと
「保安上です。子供にいたずらされたり、自動車がぶつかって感電しないようにするためです。」
とのこと。
我が家が旗竿地であり、引き込み柱は道路から離れたところに建てることなどを説明しましたが了解は得られず。
保安の条件を満たしているのに受け入れらないなら、理由は保安じゃないでしょ!と思いましたが、上は工務店さんと電力会社の間の会話で、すでに終わった話。
そうか、これがどこの家でも目障りな位置に電気メーターがついている理由なんだ、と思いながら
事前にスッキリポールをすっきり見せる別のアイデアを思いついていたので、それをお願いしました。
その方法とは、ポールの陰に隠れるようにボックスを設置する。
ボックスは横幅よりも奥行の方が小さいので、ポールにボックスを横付けする。
こうすることで道路からみたときにできるだけポールにボックスが隠れるようにする、というものです。
我ながらいいアイデアと思いましたが、でも実際にポールが設置されてみると、思ったほどすっきりしませんでした。
ボックスは横からみるとスッキリしていないんですね。
ボックス本体とフタとの間に隙間が1cm以上空いていて、それが目立つ。
今回はベージュのポール&ボックスにしたのでなおさら、その隙間が暗くて目立ちました。
この隙間を変に隠そうとすれば、より目立つかもしれませんし、設置した後では向きは変えられず。
この後ポールのすぐ横には門扉を設置し、その横には赤いポスト「ボンボビ」を設置する予定です。
この赤いポストが目立つはずなので、ポールの裏のボックスは目立たなくなると期待しています。