ナメクジ対策
手間いらずということでセダムを植えてからすでに2年以上経ちました。
早いものです。
セダム(モリムラマンネングサ)についてはだいぶわかってきたのでまた別の記事で書くつもりですが、セダムをたくさん直植えすると1つの問題がでてきます。
それが「ナメクジが増える」こと。
セダムはちょうどよい日陰を作り、その下の地面の乾燥を防ぎます。ここに日陰が好きな生物が集まります。
集まると言っても、ポツンポツンですが。
我が家の場合、一番多いのはダンゴムシ。
ナメクジの数はそれほどでもありませんが、早朝には2日に1回は発見します。
害虫ですので、ほっとくと大切な植物のやわらかい部分が食べられたり、
タマゴをたくさん生むのでどんどん増えます。
ナメクジ用の防虫剤は売っていますが、少し高いため使っていません。
今我が家で行っている退治方法は次の2つです。
ナメクジをおびきよせる
よくみかける場所に、ビール(発泡酒でも可。その場合は麦芽が多いものがよい)を入れた容器を置きます。
容器はプリンのカップぐらいの大きさで捨てられるものがいいです。
紙製やプラスチック製で、高さもぷっちんプリンの容器ぐらいのもの。
(ちなみにぷっちんプリンは、底に穴があくため使えません)
これを一晩置くだけで、マヌケななめくじはビールの中で溺れています。
じつはナメクジは酸素がないと生きていけないんです。
よく雨がふっているとき、雨上がりなどで壁にいるのを見ると思いますが、これは地面にいると溺れてしまうためのようです。
この方法はかなり効果がありますが、気をつける点としては、容器の周りにも寄ってきていることがよくあること。容器の裏にいることもあります。こんなのはみつけたらビールの中に割り箸などでつまんで入れてしまいましょう。
2晩置いて容器の中にいなければ、その場所にはいないと思っていいでしょう。別の場所に置いてまた一晩様子をみてください。
この方法の難点は、夏場ですとハエもよってくることがあります。
長く置いておくと腐敗しますので、定期的にビールを変えましょう。
みつけたナメクジをやっつける
昔から言われている「塩をふりかける」方法。これは確かに効果がありますが、
塩を多めに使う
やっつけた後の処理が面倒
というデメリットがあります。
この方法を少し変えたのが、濃い食塩水を作ってカップに入れ、割り箸を使ってナメクジをこの中に入れる、という方法です。
できれば飽和食塩水がいいでしょう。
我が家の場合には、大きめのペットボトルを半分ほどに切った容器をまず作りました。ここに多めの食塩水と水を入れ、よくかき混ぜて一晩置きます。これで水の中に塩が残っていれば飽和食塩水の完成。
塩が残っていなければ、もっと塩をいれましょう。
こうしてできた飽和食塩水を小さめのカップに入れて、割り箸と一緒に外に置いておきます。そしてナメクジをみつけたら使います。
長期戦
どちらの方法も地道に毎日のように続けることが大事です。
絶滅させることは難しいです。
隣の家の庭からやってくることもありますので。