新築から中古へ
前回までのあらすじ~賃貸アパートに長いこと暮らす僕たち夫婦。注文住宅を建てる夢を追い続けるが、理想と現実の差は厳しい。そのうちに7年がたってしまい、、、~
学校に通いだした息子をみてるうちに
「このエリアで家を建てるなんて悠長なことは言っていられないな」
「じゃあ子供が大きくなるまで中古マンションに住むのもアリかな」と考え始めました。
そこに不動産屋から電話が入りました。
ここ半年ほど連絡がなかった不動産屋さんです。
どんな物件だろ、広告に出ていた手頃な価格のマンションの中古物件について教えてもらおうかな、
など思いながら受話器を取ると
いつもの不動産屋さん:「お客さんにピッタリの物件が入りました!」
7年間探し続けた夫婦:「どんなんです?」
いつもの不動産屋さん:「お探しのエリアで一戸建て、南向き。予算もばっちりです」
7年間探し続けた夫婦:「そうしたら資料をメールで送ってくれますか?」
届いた資料を見てみると、確かに南向き。しかも小さいながら庭もある。
間取りも悪くない、部屋数も丁度いい。そして旗竿地。
旗竿地とは、上から見たときに旗竿のような形をした土地のことです。
道路から細長く土地が伸びて奥に広く土地が広がっている形状をしています。
けれども駐車場がない。細長い土地(通路部分)が狭すぎて車が置けない。
今は車をないけれど一戸建てを買うなら車も持ちたい。
この物件はダメだなと思いながら、今度はこちらから不動産屋に電話をかけました。
7年間探し続けた夫婦:「駐車場がないのはちょっと、、、。ところで広告に出ているマンションについて教えてもらえませんか?」
いつもの不動産屋さん:「一軒家を探す方針を変えたんですか?」
7年間探し続けた夫婦:「子供が大きくなるまではマンションに住むのもいいかな、と。」
いつもの不動産屋さん:「それなら、なおさらこの物件がおすすめですよ」
7年間探し続けた夫婦:「どうして?」
いつもの不動産屋さん:「後で売ることを考えたら、こちらの物件は確実に売れます。」
7年間探し続けた夫婦:「ほぉ」
いつもの不動産屋さん:「そのマンションは管理費が高いですし買い手がつきにくいですよ。」
7年間探し続けた夫婦:「でもこの一軒家、駐車場ないですからねぇ」
いつもの不動産屋さん:「今はありませんが、工事したらなんとか入れます」
7年間探し続けた夫婦:「なんとか?」
いつもの不動産屋さん:「小型車なら、停めても50cmほどスペースがあきます」
通路部分の土地幅は2450mm。
車の幅がタイヤホイールとミラーも含めて1950mmまでなら確かに50cmは空きます。
幸い(?)僕たち家族はスリムな体型なので、カニ歩きすれば通れる幅です。