家の理想が高すぎた

初回となるこの記事は、サイトのテーマとは少し違った話になりますが、
今回の家に出会うまでの話をしたいと思います。

この記事を書いている時点ではまだ引っ越していませんし、リフォームも始まっていません。
それでも「あと数十日もすれば今住んでいる賃貸のアパートを出ていくんだ」と考えると、これまでのことを思い返すことが最近よくあります。

振り返ってみれば、この家に出会うまで7年かかりました。
7年、長いですよね。

なぜそんなに年月がかかったのか?

僕たち夫婦がのんびりと探していたのもありますが、
「建築士にお願いして注文住宅を建てる」という「憧れ」を追い続けたから、です。
「夢」とも言えますね。結局は僕らが住みたい地域ではとうてい無理な話でした。
お金持ちか、親から土地を譲り受けでもしないと高くて高くて普通のサラリーマン家庭にはカエマセン。夢は夢。

新築の建売物件をいくつか見学したことはありましたが、
「高い買い物なのに、この程度の出来栄えなのか」と夫婦そろって納得いかず。
居心地良く過ごせるようにはどうしても思えなかったのです。
このあたりは個人の趣向に合うかどうかなので、どれがいい悪いではありませんが、
一度オーダー設計の住宅を訪問したことがあり「おお!素晴らしい!」とその質の高さを知ってしまったから、そう感じたのかもしれません。

理想は高い、地価も高い、だけど収入は低い、おまけに住みたい地域は人気エリア、

自分で言うのも変ですが、これじゃあ家は見つかりません。
題名に「運次第」と書きましたが、運は運でもくじ運がよくて宝くじの一等でも当たらなければ実現しない夢で終わります。

でも妥協できず、マイペースに物件探しを続けていました。

そうこうするうちに年数だけはどんどん経って、子供があっと言う間に小学1年生です。