7年間家探しを続けると

前回までのあらすじ~「注文住宅を建てたい」という夢から「中古住宅に移り住む」という方針に切り替えた矢先に、絶妙のタイミングで不動産屋から電話がかかってきた。長い期間家を探し続けた結果、自分たちの理想の住まい像と不動産相場がわかっていた僕たち夫婦は、その物件を買うことを5日間という短期間でついに決断した。~


またまた今回も本題からはずれますすが、特定の地域で理想の住まいを探し続けて約7年もたつとどうなるのでしょう?

新聞にはさまれた不動産のチラシをまず最初に見るのが日課になります。
探している地域が歩いて行ける範囲だったこともあり、チラシを見ればだいたい場所の目星がつきます。
広告に書いてある物件の住所と間取りから、Googleマップを使って場所を確認。
時間を見つけて早速出かけてチェック。

これを繰り返すとその地域のほとんどの物件を覚えてしまいます。

おかげで不動産屋の営業マンよりも、物件に詳しかったりします。

たとえば、ある日自宅に不動産屋さんから電話がかかってきたときの会話。

よく行く不動産屋さん:「おすすめの物件が入ったんです。」
7年間探している夫婦:「住所はどこですか?」
よく行く不動産屋さん:「●●町A番地なんですが」
7年間探している夫婦:「ああ、あれですね。考えたんですけどね、ちょっと我が家には向かないとあきらめました」
よく行く不動産屋さん:「!?、まだ出たばかりの物件なんですけど?」
7年間探している夫婦:「あの物件は、◎◎不動産屋さんの社長さんの持ち物で、広告を出す前に教えてもらったんですよ。今年中には売りたいそうです。」
よく行く不動産屋さん:「そ、そうなんですか。よくご存じで。」
7年間探している夫婦:「そういえば●●町B番地C丁目の住宅が取り壊されましたが、あそこは売りに出されているんですか?」
よく行く不動産屋さん:「え?、知りませんでした(汗)。調べて連絡いたします!」

こんな感じ。

実は家を探している地域を「近所」とかなり絞っているだけに、苦労せず自然と詳しくなってしまったんですけれど。

地域の物件に詳しいからといって「おいしい物件」がみつかるとは限りません。