最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑

新築ではなく、中古をリフォーム、または中古住宅をリノベーションすることを考えるのに、参考になる本を紹介します。

最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑 (エクスナレッジムック)

最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑 (エクスナレッジムック)

総合評価:5  [総評:マルチパパ
定価: ¥ 1,890、 発売日: —

みなさんのこの本についてのレビューと感想を下に載せておきます。


内容は素敵な例が多く、興味深く読めました。
しかし、それなりに費用が掛かるであろうと思われうものも多いのです。
賃貸や転売を考えて行うのであれば効率悪いこともあるかと思いますが、思い入れのある自宅等で例え同じ費用であっても建て直すよりも今の家を手直して住みたいという人には直接参考になると思います。


日本も戦後60年を経、マンションや一戸建てが十分すぎるほど
立ち揃った中、過去に建てられた物件に新たな命を吹き込む
『リノベーション』が市民権を得てきました。

基本的に『リノベーション』には、従前の状況より、
より良いものとする、という意味合いがあるため、
そのものを生かしつつも全く新しいものを生み出すことに
なるわけで、建築家や関わる工務店、そして施工主の
スキルやセンスが問われるものなのではないでしょうか。

それだけに、例えば著者の一人としてR不動産の馬場氏がいたり、
紹介されている案件もブルースタジオやみかん組の施工など、
見る人が見れば分かる、そのリノベーション業界を
代表する面々のテクニック、見せ所を一挙に集めたこの本が
2000円以下とはかなりお得と言えると思います。

基本的な内容は家の場所別の施工例・手法の紹介ですが、
大きなものだけではなく、日曜大工の延長で出来るような
手法なども紹介しているので、建築業界とは無縁の私でも
「自分が家を買うときもこうしたいな」などと、読んでいて
とてもわくわくさせられました。

ただあくまで個人的な感想ですが、表紙がなんというか
専門書っぽく、少々古臭い印象があるため
(2012年に出たこの手の本に思えない)
シロウトにはなかなか手に取りづらく、せっかくの内容なのに、
なんかもったいないなあ、と感じたのも事実。

しかし内容は確かなものなので、家の購入などを控えていたり、
リノベーション特集の雑誌などについ手を伸ばしがちな方には
強くオススメ出来る一冊です。


リノベーションはリフォームとは違う。そこには何か新しいコンセプトが導入されるというニュアンスがある。この本はあたかも現在の住まいに飽き足らない住人が改造のためのヒントを求めて読むものというイメージであるが、そうではなくて、従来の新築住宅に飽き足らない達人たちが現代日本が抱え込んでいる膨大なストックをいかに活用していくか、それによっていかに世の中を気持ち良いものしていくかを探し求めた末に到達した究極の境地を示す書ともいえよう。
オールカラーで2000円を切った本書は煮詰まってしまった我が国の住宅市場に新しい風を吹き込んでくれる一種の救世の書ともいえよう。供給側と顧客側の双方にとってこの美しくて楽しい図鑑は大いなる恵みを与えてくれるだろう。

参照元:http:www.amazon.co.jp

図鑑というだけあって 事例や図面 写真も解りやすくとても参考になりました

参照元:http://product.rakuten.co.jp

⇒ 最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑 (エクスナレッジムック)

この本はネットでの評価もよく、建て替えやリフォーム業者に電話をする前にまずは読んでおくのがおすすめです。

新築一戸建て、新築マンションだけでなく、中古物件を購入してリノベーションするのも賢い家の買い方かもしれません。